デッドニングってなに?
「振動エネルギーを熱に変換する」など難しい説明はさておき、要するにドアの鉄板やプラスチックの振動を押さえて、
1:スピーカー本来の性能を発揮できるようにする
スピーカーのフレームを固定している鉄板がふらふらしていたのではコーンが前後する動きを吸収してしまいます。
結果として本来の再生能力を発揮できません。
2:聞きたくないビビリ音がなるべく発生しないようにする
ドアの内張りや鉄板が共振することですが、これらのノイズは少なければ少ないほど良いですよね。
副作用として車自体が静かになります。
3:ドアのサービスホールを埋めることでスピーカーの裏側の音と表側の音が混ざってキャンセリングしてしまうのを防ぐ
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スピーカーの裏側にも実は表側と同じ音が出ています。しかし表と裏では音波の山と谷が逆になっています。
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この山と谷が重なり打ち消しあってしまう現象を「キャンセリング」といいます。 |
特に低音はスピーカーの前面に回り込みやすい性質があり、デッドニングしていない穴だらけのドアにつけただけのスピーカーでは低域がキャンセリングされてきこえなくなってしまいます。
この3つが主な目的でしょう。
施工する場所はドアに限らず、フロアー全面、ルーフ、トランクやカーゴスペースなど、車の中すべてが対象です。
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